Webアプリケーションをさくっと手軽に構築できてしまう Google App Engine (GAE) ですが、この Google 製のエンジンに、あるオイルを入れてやると、さらに激速なマシンができるようです。
Google App Engine Oil(GAEO) というこのオイルは、Ruby on Rails を参考にして作られた App Engine 専用の レーシングスペックのエンジンオイル(Webアプリケーションフレームワーク)です。
GAEO をインストール
まず、GAEO は GAE 上で実行されますので、予め Python や、GAE SDK をインストールします。
なお、以下は Windows での解説です。
プロジェクトホーム からパッケージ(gaeo-0.2.1.zip など)をダウンロードし、好きなところに解凍します。
GAEO スクリプトを利用するために、解凍先の bin ディレクトリへのパスを、環境変数 PATH に追加します。
パスを設定しましたら、gaeo.py コマンドを実行し、下記のようになるとインストール完了です。
>gaeo.py
Usage: C:\<install dir>\bin\gaeo.py <project name>
Hello GAEO
では、早速 Hello GAEOプロジェクトを作ってみます
GAEO でのプロジェクトを作成するには、作業ディレクトリで、次のコマンドを実行します。
gaeo.py hello
hello プロジェクトを作成すると、hello ディレクトリには、下記のコンテンツが生成されます。Rails そっくりです。
- app.yaml, favicon.ico, main.py
app.yaml と main.py は、GAE のメイン設定ファイルです。
- application/
アプリケーションのコードの置き場所。基本的にこの中のファイルを編集していきます。
- assets/
javascript や css ファイルの置き場所。app.yaml で設定可能です。
- gaeo/
GAEO のコアライブラリ。GAEO のアップグレードは、このディレクトリのファイルを入れ替えるとOKです。
- plugins/
プラグインのインストールディレクトリです。
アプリケーションの起動と確認
次のコマンドで GAE を起動し、作成したアプリケーションの動作を確認します。
なお、コマンドはアプリケーションのルートディレクトリで実行します。
hello>dev_appserver.py .
Running application hello on port 8080: http://localhost:8080
http://localhost:8080/ にアクセスして、「It works!!」と表示されればOKです。
なかなか刺激的な体験ですが、次はちょっとしたアプリケーションを作ってみたいと思います。
- Google App Engine Oil で twitter もどき
- Google App Engine Oil で twitter もどき STEP 1
参考:
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