2009/08/04

Google App Engine Oil

Google App Engine Oil

Webアプリケーションをさくっと手軽に構築できてしまう Google App Engine (GAE) ですが、この Google 製のエンジンに、あるオイルを入れてやると、さらに激速なマシンができるようです。

Google App Engine Oil(GAEO) というこのオイルは、Ruby on Rails を参考にして作られた App Engine 専用の レーシングスペックのエンジンオイル(Webアプリケーションフレームワーク)です。

GAEO をインストール

まず、GAEO は GAE 上で実行されますので、予め Python や、GAE SDK をインストールします。
なお、以下は Windows での解説です。

プロジェクトホーム からパッケージ(gaeo-0.2.1.zip など)をダウンロードし、好きなところに解凍します。

GAEO スクリプトを利用するために、解凍先の bin ディレクトリへのパスを、環境変数 PATH に追加します。

パスを設定しましたら、gaeo.py コマンドを実行し、下記のようになるとインストール完了です。

>gaeo.py
Usage: C:\<install dir>\bin\gaeo.py <project name>

Hello GAEO

では、早速 Hello GAEOプロジェクトを作ってみます

GAEO でのプロジェクトを作成するには、作業ディレクトリで、次のコマンドを実行します。

gaeo.py hello

hello プロジェクトを作成すると、hello ディレクトリには、下記のコンテンツが生成されます。Rails そっくりです。

  • app.yaml, favicon.ico, main.py

    app.yaml と main.py は、GAE のメイン設定ファイルです。

  • application/

    アプリケーションのコードの置き場所。基本的にこの中のファイルを編集していきます。

  • assets/

    javascript や css ファイルの置き場所。app.yaml で設定可能です。

  • gaeo/

    GAEO のコアライブラリ。GAEO のアップグレードは、このディレクトリのファイルを入れ替えるとOKです。

  • plugins/

    プラグインのインストールディレクトリです。

アプリケーションの起動と確認

次のコマンドで GAE を起動し、作成したアプリケーションの動作を確認します。
なお、コマンドはアプリケーションのルートディレクトリで実行します。

hello>dev_appserver.py .
 Running application hello on port 8080: http://localhost:8080

http://localhost:8080/ にアクセスして、「It works!!」と表示されればOKです。

なかなか刺激的な体験ですが、次はちょっとしたアプリケーションを作ってみたいと思います。

Google App Engine Oil で twitter もどき
Google App Engine Oil で twitter もどき STEP 1

参考: